羊を数えても眠れない!そのワケは?

小さい時から、眠れない時は羊を数えていました。

でも、

羊を数えても、

「眠るにつけるとは限らないのです。」

 

「眠れない時は、羊を数えてみなさい」

この言い伝えは、

実は日本ではなくイギリスが発生の地です。

 

英語圏の人なら、つまり「英語で羊を数えれば」

眠りにつく効果があります。

 

その理由は4つ

 

一つ目は、

 

英語で羊はsheep(シープ)ですよね。

これは眠るという意味のsleep(スリープ)と音がとても近いため、

自分で自分に「眠くなるー」と暗示をかけているわけです。

 

二つ目は、

 

イギリスにおいては、

羊のいる景色は想像に難くなく、

またある種のノスタルジーを感じるので、

リラックスして眠りにつくことが出来ます。

 

三つ目は、

sheep(シープ)を発音するときに、

最初に shee(シー) と息を吸い、

次にpoo(プー)と息を吐きます。

すると、呼吸のリズムが整い、リラックスでき眠りに誘います。

 

四つ目は、

また、羊を数えるという単調な作業によってアルファー波を出し、

心身をリラックスさせることが出来ます。

 

この内、3つは、

日本語の「羊」じゃ駄目なんです。

 

日本語で、

「動物園とか牧場で見たことある」

という程度の、

あまり馴染みのない羊を数えても意味が無いのです。

 

だったら、

「どうすれば眠りにつけるか?」

ということですよね?

 

英語のsheepで羊の数を数えてみるか?

 

でも、外国語で数を数え慣れていない人が、

数を数えるという行為自体に緊張を覚えるケースだってあります。

そうしたら、余計に目が冴えてしまいますよね。

 

だったら、

鼻から吸った空気を口から吐く

「腹式呼吸」

を取り入れてみましょう。

 

 

広島国際大学の田中秀樹教授によると、

「羊を数えること」

と、

「鼻から吸った空気を口から吐く腹式呼吸の2通り」

で眠らせる実験をした結果、

 

まどろんだ際に出る脳波が表れるまでの平均時間は、

「羊を数えたときは」14分4秒。

 

それに対し、

「腹式呼吸」は9分32秒と短かった。

 

実験を行った20分の間に、

3分以上継続する眠りまで至ったのは、

「羊を数えた場合」の5人

に対して

「腹式呼吸」

は9人と約2倍だった。

 

「腹式呼吸が眠るに誘うのに効果的」

だということを理解頂けましたか?

 

編集後記

うちの飼い犬のミリ「チワワ♀3歳」は、

昼と夜が反対。

夜は目が冴えて家中をうろつきまわります。

私の寝ている布団にジャンプ。

いつもこのショックで起こされます。

でも、昼間はずっと眠いようです。

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